確かに朝の通勤路で蛾の屍骸が目に付くと思っていたら、ニュースになっていました。
マイマイガはドクガ科の蛾ですが、毒はなく、幼虫が樹木を食い荒らすということで害虫に分類されるそうです。
幼虫は別名「ブラサガリ毛虫」とも呼ばれ、蛹は典型的な蓑虫となるそうな。
各地で時々マイマイガが大量発生し、2年ほどでぴたりとその姿を消すそうです。
ではなぜにその姿を消すのか、調べてみました。
マイマイガの大量発生時、幼虫期に昆虫疫病菌であるEntomophaga maimaiga、または昆虫ウイルスである「マイマイガ多角体病ウイルス」に感染し、大量発生は収束に向かうそうです。
Entomophaga maimaigaは真菌の一種、多角体病ウイルスはバキュロウイルス。
これらを使い、大量発生を防ごうとする試みもあるそうです。
いずれにせよ、これらの疫病の流行を待ち、収束まで我慢するしかないのでしょう。
広島県林業技術センターのHPにはマイマイガ大量発生時の実証的研究が報告されております。