備忘録として
TeXで文書を書くことが時々ある。引用文献がある文書だと、Wordは昔から使いにくいことがある(MendeleyやEndnoteを使うという手もありますが)。
TeXでの文献管理はbibtexを使用するが、慣れれば便利なもの。
長文で、本文も参考文献も織り交ぜながら文書を作のは少し厄介になる。
特に参考文献。例えば、名前の順番:英文ではgiven name-family name、邦文では氏-名;著者の略し方:何名以上の著者は英文ではet al.、邦文では他で略す、などなど。
困って調べたところ、先達が道を開いてくれていた。
統計ソフトRの備忘録3 BibLaTeXで日本語と英語の文献の混在を扱う方法(2021年11月)
このページで説明されているとおりにすると、上記の困ったことが解決できた。
いつもTeX文書は秀丸+祝鳥マクロで書いていたが、今回はLyXで作成した。LyXで日本語文書を書くには、TeX wikiにあるLyXの設定どおりにすれば良い。
英文と日本語の参考文献を混在させるには、文書設定:言語 日本語 XeTeX(utf8)、書誌情報:様式整形子 biblatex 処理プログラム biber、形式 出力形式 PDF(Luatex)に設定する。
biblatexのオプションは”引用様式のオプション”に記述。使用するスタイルファイルgb7714-2015。もともと中国語文書用に作られたスタイルファイルなので、当然説明書ドキュメントは中国語。オプションも豊富にあり、その説明はなんとなく漢字なのでわかる?
名前のオプション(gbnamefmt)にpinyinがあったりするのは中国語文書用ならでは。defaultでは英文表記が大文字。頭だけ大文字ではgbnamefmt=lowercase。また、他のスタイルファイルではmaxnamesがmaxbibnamesだったり。よくわからなかったらgoogle先生に訳してもらうといいかも。今回のオプションは以下。例:gbpunctin=false,gbtype=false,gbpub=false,gbnamefmt=lowercase,maxbibnames=3
プリアンブルに、上記のページに公開されているjapneseforGB7714.texをinputで挿入。
\AddToHook{package/after/biblatex}{%\input{japneseforGB7714.tex}}