2008年3月15日土曜日

親不知日記

親不知(智歯)はこれまでに3本生えましたが、二本は虫歯を伴い、3年前に左上は抜歯しました。

残りの二本のうち右上はわずかに顔を出している程度で虫歯なし、これまで炎症も起こしたことも無し、故に放置でよいと。
しかし問題は右下の親不知。
24,5歳のころに芽を出したこの歯は、いままでに炎症(智歯周囲炎)を繰り返し、虫歯も進行、しみるまで悪化しました。

今回は親不知の抜歯、そしてドライソケットになり、苦悶の日々を綴ります。


二月中旬、何回目かの智歯周囲炎を起こし(結構痛かったです)、歯科に行きましたが、先生は炎症が治まったら抜歯しましょうと笑顔で抗生物質を処方してくれました。

翌週、意を決して口腔外科を受診、いよいよ抜歯となりました。
前回、左上の抜歯の時には全工程15分、止血まで20分、痛みは翌日から無し、といたって順調に終わりました。
今回もそこそこ上手くいくだろうとタカをくくっていましたが…



第一日目

今回の担当の先生は歯とレントゲンを見るなり、
『もしかしたら歯を分割してとらなければいけないかもしれませんので、結構時間がかかるかもしれません』
『周囲の炎症のあとが強いので、結構腫れて痛いかもしれません』
と怖いことをいいますが、もう後には戻れません。
手術を結構することにしました。

布が被せられ、もう見えません(泣)、もう好きにして状態。
まずはブスブスと麻酔を注入、局所麻酔の嫌な感覚広がって行きます。

まずはグリグリと歯の周りをいじり倒し、なにやら歯を鉗子かなにかで掴み、更にグリグリをいじります。

そのたびに顔が左右に揺れて、人知れず呻き声を上げてしまいます(そんな声を出してももうどうにもなりませんが)。

きっと情けなく、あ゛~あ゛~と声が漏れていたことでしょう。

先生は、もう少しで抜けますからね~、と極めて落ち着き払っていますが、なかなか抜けません。

『XX号抜歯鉗子ちょうだい』

どうやら今使っている鉗子では抜けないようで、新しいイクイップメントが導入されました。

『どれっ』

先生は気合を入れなおし、更にグリグリします。

『はー、抜けましたからね、分割をしなくても取れましたよ。あとは縫っておしまいです』

先生お疲れ様でした、でも縫われているところなんか痛いです・・・


うがいをすると血がだらり、なんだか口のなかが別物になっていて、しんどいですね。
抗生物質と痛み止めをもらい、奥歯にガーゼを噛んで病院を後にしました。

一時間ぐらいガーゼを噛んでいて、はずしてみると血は大方固まっているようです。
ため息をついて口をゆすぐと血がまだまだ混じっているようです。

麻酔が切れてきて、口を開くのも辛くなってきましたので、痛み止めを服用。
さて問題は飯ですが、傷みとだるさのため食欲なし。
摂取可能なものはカロリーメイトの缶のみ、2本飲んでぐったり。
それでも何か食えるのかなとスープをすすってみると、異常に滲みて痛い。
年甲斐もなく泣いてしまいました。

そうこうしているうちに痛みが増してきました。
何はともあれ、以前に腰痛でもらった座薬を挿入し、22時にはもう寝ました・・・


二日目
昨夜よりは痛みも軽減。
しかし頬の内側の腫れのため、噛むこと出来ず。
朝もカロリーメイト二本。

昼間は鈍痛が続くため、毎食後ロキソニンを服用。
昼飯は食えずまたもやカロリーメイト二本のみ。
夕方歯科受診、止血を確認。

夕方、結構痛みがおさまりつつあるものの、口を開けることと咀嚼が出来ず。
ドラッグストアで離乳食を購入。
鶏レバーとじゃがいもの煮物おさかなと野菜のおかゆ(生後6ヶ月向け)二缶を食う。
久しぶりの塩味に感動、離乳食って結構いけます。
カロリーメイト1本も飲む。


3日目
昨日より痛い、しかも顎の下も痛い。
おそらくリンパ節の痛みだろう。
頬も昨日に比べ腫れている。
朝、カロリーメイト2本を何とか飲む。
昼間の仕事はこの鈍痛であまりさえない。
昼飯にパンをコーヒーにつけて食ってみると、なかなかいける。
咀嚼というより、舌ですりつぶす感じ。
夕方歯科受診。
私の顔と口の中を見るなり、先生は、
『感染を起こしてしまいましたね、ちょっと処置をします』
といい、なにやら親知らずの部分をグリグリしだした。

『ハサミと鉗子、ゾンデ頂戴』

あ~、なんかされると思っているうちに傷口にとんでもない衝撃が・・・
思わず脂汗が出てしまいました。

『感染だあったので一度傷を開いて、洗浄して、ガーゼを詰めておきました。今日は抗生物質の点滴をしましょう』

約30分、抗生物質の点滴を受ける。
ガーゼを詰めた場所が今までで一番痛いっす。


4日目
昨日よりは痛みが引いているし、頬の腫れも少しばかり小さい。
しかし顎のリンパ節の痛みは変わらない。
午前中にガーゼの交換と抗生物質の点滴を受ける。
今日は講演を頼まれていたので、嫌だけれでもヤケクソで一時間、ややハイになりながら話す。
終わった後、激しい痛みに襲われた。
宴会に誘われたが速攻で辞退、家に帰り座薬をさして不貞寝。


5日目
昨日と痛み変わらず。
しかし咀嚼機能が回復してきたので、パンを食う。
三食パンを食う、米が食いたい。
痛み止め、抗生物質の内服を続ける。


6日目
朝から抗生物質の点滴。
痛みと腫れは軽減してきているし、リンパ節の痛みも軽減。
サンドウィッチまで食えるようになる。
ガーゼ交換は苦行である。


7日目
朝から抗生物質の点滴。
腫れと痛みは昨日より軽快。
点滴は本日までとなる。
抗生物質の点滴の威力、恐るべし。
咀嚼機能が更に回復し、この日は雑炊を食ってみる。
米、美味し。


8日目
ガーゼ交換をしてもらうが、これは相変わらず苦行である。
内服の痛み止めはまだ必要なレベル。
おにぎりを食ってみるが上手く片側だけでは食えない。
パンから暫くうどんを主食にする。
先生から
『ガーゼが取れたら取れたでもうかまいませんよ』
となんとなく嬉しいお言葉。
5日後の予約となる。


9日目
痛み止めの常用が不要なレベルまで落ち着く。
しかし米飯への道のりは遠い。
うがい途中にガーゼがポロリ。
そのままにしておくと鈍痛が続く。
痛み止めを服用し、不貞寝。


10日目
予約外だが歯科受診。
ガーゼが取れて鈍痛が続きますというと、再びガーゼ再挿入。
苦痛が暫し続く。
しばらく入れたままにしましょう、と。


11日目
比較的痛みがなく安定した日々。
久しぶりに米を食ってみる。
美味い・・・
明太子でお代わりをする。


12日目

普通に飯が食えるレベルに。
なんかズボンのサイズが小さくなった。
親不知ダイエット?


13日目
平穏な日々、ガーゼが気になりだす。


14日目
ガーゼ交換のため歯科受診。
大分肉が盛り上がっています、とのこと。
ガーゼサイズを小さくする。


15日目
普通に過ごす。


16日目
ガーゼがポロリと取れる。
痛むかと思いきや、痛みはなし。
ようやく痛みフリーの日々到来。
抜歯したところの穴に食い物のかすが入り込む。
食後のうがいは必須。


17日目
久しぶりに酒を飲む。
炎症の悪化もない。
あぁ、穴が開いている以外は咀嚼機能も復帰。

TeX, LyX, biblatex, 日本語文献

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