2009年7月31日金曜日

Dell Inspiron mini9 その6 (このくらい早ければいいのに)

7月22日にDellにmini9を修理に送り出した。
佐川急便がPCをピックアップ。

コールセンターの話だと10-14日間ぐらいは修理にかかるという話であったので、注文したときよりも気長に待つことにした。

ところが週明けの27日にはmini9が送り返されてきたのだからビックリ。
修理報告書によるとやはりSSDの故障が原因で、SSDを交換したとのこと。
一応Dellの診断プログラムでSSDのチェックを行うが、不良はなし(あたりまえか)。

数日ぶりのmini9と戯れていると、お約束のアップデートが催促された。
いつの間にか2回目のアップデートは450Mに増えていた。
小一時間アップデートをさせて再起動。
やっと今回の問題も終わったとしみじみとした。

Ubuntuのいろいろなことを学ぶいい機会となったかも?

2009年7月18日土曜日

Dell Inspiron mini9 その5(二度あることは)

不良セクタがあるにしても、まだ支障がなかったのでそのまま使っていました。
この間、作業ファイルは本体ではなくUSBメモリに保存することに。
んとか1週間は持ちこたえていたと思いますが、やはりもう一度システムが不安定になり、再インストールをしてしまいました。
Ubuntuの再インストールは15分程度なので、Winの再インストールに比べれば楽です(笑)。

再インストール数日でまたファイルシステムが逝き、いよいよDellのカスタマーサービスに連絡をすることにしました。

Dellのカスタマーサービスは繋がりにくいということだったので、覚悟を決めてフリーコールに電話をします。
カスタマーセンターに電話をするとエクスプレスコードの入力が求められます。
筐体の裏に書いているやつです。
シールに薄く印刷されているので、消えそうです(笑)。

しばらく待つこと20分。
ようやくコールセンターにつながります。
担当者は中国人と思われる女性です。
流暢な日本語で、こちらが圧倒される勢いです。

彼女に現在の症状を伝えると、SSDの不良セクタはどのように調べたかと尋ねられた。
badblocksコマンドで調べたというと、もう一度調べるので指示にしたがってほしいとのこと。
まずInspironを再起動し、Dellのマークが出たところで"0"を押す。
ブートの選択メニューになるが、一番下に"Diagnostics"というメニューがあり、それを選択するように言われた。
するとInspironの診断ソフトウエアが立ち上がる。
指示に従いCustum Testを選択、Hard driveを更に選択してEnterを押す。
するとDiskのスキャンが始まる。

彼女が、”この診断は1時間ほどかかります。終わりましたらまた連絡を下さい。”と告げ、
電話を切ろうとしたところ、Errorメッセージが出てきた。
Errorが出たと言ったところ、Error Codeがなにかをきかれ、それを告げるとSSDが破損しているので、引き取り修理サービスを行うと。

結局、Inspironは購入後、約6週間でSSDが逝ってしまい、修理となることとなった。
最初はいい買い物かと思ったものの、やはりダメな買い物だったかもしれない。

Dell Inspiron mini9 その4(SSDが・・・)

朝、ニュースとメールチェックのためInspironを起動。
なんだかまた起動に時間がかかる、嫌な予感。

何とか起動するが、恐る恐るsyslogを見るとまたファイルシステムが壊れている。
このInspironが逝かれると、今日のプレゼンが不味いことになる。
その前に復旧しなければと思い、とりあえず職場へ向かう。
事前に資料はUSBメモリと職場のWinマシンにあり、重くて大きいが普段使っているLaptopもある。

朝一番の仕事がInspironのお世話になるとは思いませんでしたが、またfsckを行う。
再起動すると、Ubuntuの起動までいける、syslogもファイルシステムのエラーはない。
これで何とか間に合うかと思ったのも束の間、ファイラーのnautilusが起動しない。
fsckでシステムファイルまで逝ってしまったようです(泣)。
ちなみにFirefoxまで逝ってしまいました。
synaptic managerで再インストールを試みるも、パッケージが破損してます、と。
ファイルシステムの不安定の原因はもしかしたらSSDが逝ったのかも、と思いSSDの不良セクタのチェックを行う(googleで検索し、sudo badblocks -vs -o bad.txt /dev/sda2)

参考URL:sickly life, http://d.hatena.ne.jp/itiri/20080408/1207657908


badblocksは終わるまで結構時間がかかるので、途中でbad.txtをviで覗いてみると、不良セクタが出る出る、やはりDellなんです)。
ファイルシステムの不安定はSSDの不良セクタが原因でありました。
フォーマットすると不良セクタが消えることもあるらしい、という記述があったので、Ubuntuの再インストール。
再インストールは15分ぐらいで終わり、再起動。
syslogエラーもなく、とりあえずは2時間ぐらいは持つだろうと思い、そのままプレゼンに向かいました。
最中に挙動不審になることもなく、無事にプレゼンは終了(会場に別のLaptopがあったので、予備に使うことにしたが)。

不良セクタは消えたかな、と思い再びBadblockでチェックすると、やはり不良セクタはありました(泣)。
でもまだ何とか使えるようでした。

Inspironを使って約1ヶ月。
軽いのでそこら中に持って歩き、そこら中でドキュメントを見たり、作ったりする機会が増え、ないと不便になっていた矢先のこと。

Dell Inspiron mini9 その3(突然の破壊)

Ubuntuのアップデートも終わり、しばらく順調でしたがある日突然困ったことはやってきます。

アプリの起動や挙動がおかしくなってきました。
こりゃ熱にやられたか、と一度シャットダウン。
少し冷ました上で再起動しました。

ところが起動にものすごい時間がかかる。
何かエラーでも起きたかと思い、syslogを見てみる。
そうするとSSDでのI/Oエラーを吐きまくって、さらにファイルシステムが壊れているからfsckをするようにと出ている。
ファイルシステムが逝かれたかと思い、もう一度再起動。
やはりエラーを吐いている。
レスキューするために、Ubuntu9.04をUSBメモリに書き込み、USBメモリから再起動。
SSDをumountし、fsckを行う(fsck -a /dev/sda2)。
すると-aオプションはダメよと、マニュアル操作するように怒られた。
しかたがなく、fsck -y /dev/sda2と打ち込む。
幸運なことに、これまでのUNIXシステムではfsckをする機会がなかったので初体験。

するとfsckによる修正が出る出る(Dellだけに(笑))。
fsckが終わり再起動すると、今度はsyslogのファイルシステムに関するエラーはなくなった。
恐る恐るlosts+foundを覗いてみると、ダメになったファイルがゴソッとありました(笑)。
Netbookということでデータは本体に保存しないようにしていたので、データ喪失という悲劇は回避されましたが、何だかおそろしい思いをしました。

しかしInspironの悲劇はこれだけでは終わりませんでした。

Dell Inspiron mini9 その2(順調に慣れる)

mini9をしばらく使っての感想。

  1. 意外に熱い
  2. タッチパッドの感度が良すぎ
  3. キーボードがやはり小さく、慣れが必要
1と3は予想はされたもの。

やはりPCは熱くなるもの、CPU使い込むと結構熱いです(腹の上に置くと気持ちいい温度)。

mini9のキーボードはいわゆる変態キーボードで、標準的な106キーボードとは異なる配列。
特徴的なのがファンクションキーがないこと。
Fnキーと中段のAから;までを組み合わせてFn1-Fn10まで代替する仕組み。
また日本語キーボードはキーピッチがやはり小さい。
なれれば何てことはないのですが。

もう一つの問題のタッチパッドは、Ubuntuから設定ができないようなので、触れないように正しいキーボード操作が肝要である。


Ubuntu8.04 Dellバージョンはアップデート大きなアップデートが必要で、それは難なく終わるので問題がない。
ただしアップデート後、キーボード配列がUS配列になるので、設定を日本語106に戻さねばならなかった。
無線LANについてはネット上で問題が指摘されているが、ウチの無線LANは暗号がまだWEPなので、アップデート後でも問題なく接続となった。

Dell Inspiron mini9 その1(待てば・・・)


現在使用している小型Laptop(SHARP MURAMASA)がもうボロくなったので、新しい、新しい、携帯性のいいものを探していた。

最近はNetbookなる小型で低価格のLaptopが流行している。
4万円前後で買えるものも多く、以下のものを検討してみた(平成21年3月時点)。

HP mini1000
Dell Inspiron mini9
東芝 NB100
Lenovo IdeaPad S9e

選んだ基準は5万円以下、1.5Kg以下。
持ち歩くことを考えると、SSDがよい。

残ったのがHP mini、Dell Inspiron。
SSD容量が多い方がよい(HP miniは最大16G、Dell Inspironは最大64G)。

ということでDell Inspiron mini9を購入することにした。
この時点で平成21年3月末、折しもDellでSSD64GのUbuntuモデルが39800円というセールがあり、注文をネットストアより行った。
納期予定は3週間後(4月中旬)ということだが、4月下旬、5月中旬、6月上旬と順調(?)に納期の遅れが・・・
2chのDell納期報告スレッドを見てみると、3月にこのモデルを注文した人が納期遅れにあっていたようだ。
納期遅れの原因はSSDが入手できなかったためとDellからのメールが一度届いた(5月下旬、これまでのSSDに問題があったのだそうだ、もう少し早く教えてほしいものだが)。
2chによればDellの納期遅れは結構あるようで、国内メーカーとは対照的であった。
これまで購入したPCメーカーはいずれも国内メーカーであったため、遅くとも1週間以内に納入された。
結構この2ヶ月はイライラしたものだ。

待つこと2ヶ月、6月3日にInspironは手元に届いたのであった。
構成は以下。

メモリー:2GB
SSD:64G
Ubuntu 8.04
Bluetoothあり、Web Camなし
天板:グリーン

UbuntuはLinuxのディストリビューションの一つで、最近流行っているもの。
Linuxのディストリビューションには流行り廃れがあるが、廃れてもそれなりに続いているものが多いため、Winのようにサポート打ち切りという悲哀を味わうことはないだろう。

LinuxまたはUNIXといえばCUI、シェルで呪文を唱えなければならないという思い出があった。
以前仕事で使っていたUNIXといえばコマンドラインが主流だった(80年代から90年代、X window systemもあったが・・・)。
21世紀のLinuxはデスクトップ環境として十分なものを、Winと同等のものを提供している、というのが最初の感想。
デスクトップ環境の進歩がここ10年凄いことになっていた。

mini9はこれまで使っていたMURAMASAよりも起動が速い(Ubuntuのおかげ?)。
また乗っているCPUも現在では非力な方に分類されるAtomだが、MURAMASAのPentiumMよりは十分に速い。
またSSD搭載ということでHDの音がなく静か。

待ったけどいいものを買ったかもと初めの2-3週間は思ったのだったが。

TeX, LyX, biblatex, 日本語文献

 備忘録として TeXで文書を書くことが時々ある。引用文献がある文書だと、Wordは昔から使いにくいことがある(MendeleyやEndnoteを使うという手もありますが)。 TeXでの文献管理はbibtexを使用するが、慣れれば便利なもの。  長文で、本文も参考文献も織り交ぜな...