2009年8月25日火曜日

GnuCashの導入 その4 F::Qの調整など

Microsoft Money 2007を起動する度に、相場自動更新が2009年9月で終わりますよ〜、と警告が出るようになった。
これはそろそろGnuCashへ本格的に移行しなければならないと、久しぶりに起動してみる。

かなり前のエントリに書いた方法で保有しているものの価格を更新した。
ところが外貨相場の情報が上手く持ってこれないようだ。
これは二月ごろにはなかった現象なので、それ以降にGnuCashかFinance::Quote、もしくは情報を持ってきているYahooに何らかの変化があったのだろう。
なんだか気が重くなってきた・・・

GoogleでGnuCashの情報を集めることにする。
GoogleでGnuCashというキーワードで検索すると、このBlogも結構上の方に出てくるではありませんか(日本語の検索で)。
やはりGnuCashの日本語による情報は少ないのですね。
検索結果でこのBlogの上に、

gnucashで日本の株価を取得できるようにする。 - 35.69139.45

というエントリがあるではありませんか。

またGnuCashのエントリのところにLiosKさんから

GnuCashで日本の投資信託の基準価額を取得するPerlモジュールを書いた

のでどうぞ、というコメントをいただきました。

しばらく何もしてない間にGnuCashの環境が変わっていることに驚きました。

今回は日本株・投資信託の価格更新環境の整理、外貨相場の復活を試してみました。


日本株・投資信託の価格更新環境の整理。

これまでは
  1. ExcelのWebクエリを使い、Yahooファイナンスから価格を取得
  2. CSVファイルとして保存
  3. ローカルでhttpdを起動
  4. CSVファイルを改変したFidelity.pmを使ってGnuCashに取り込む
という結構手のかかることをしていました。

LiosKさん作成のYahoo Japanから価格を持ってこれるのPerlモジュールを試してみました。
BlogにあるようにFinance::Quoteのquote.pmにこのモジュールを使えるように書き換え、早速価格を取得してみました。
株・投資信託ともに本日の価格が取得できました。
これで上記のやや面倒な方法から開放されます、LiosKさんに感謝。

もう一つの問題は外貨というか通貨の価格取得の問題。
もしかしてFinance::Quoteの問題ではないかと思い、F::Qのメーリングリストアーカイブを見てみる。
そうすると価格が取得できない、というよりEURとUSDで価格を取得するとF::QからはどちらともEURとF::Qから返されるという質問があった。
この質問がGnuCashの掲示板にもダブルポストされていたようで、GnuCashの方である解決法が示されていた。
どうやら通貨情報はYahoo UKから取得しているようで、通貨変換が変わったとか何とか(詳しくは分かりません)。

http://lists.gnucash.org/pipermail/gnucash-user/2009-May/029892.html
http://lists.gnucash.org/pipermail/gnucash-user/2009-May/029905.html

029905のエントリの方で、quote.pmの改変でこの問題が解決するという記述がありました。
早速quote.pmを変えてみる。
上手くUSD、AUD、EURが日本円での相場が取得できました。

Dell Inspiron mini 9 (Ubuntu 9.04をインストールしてみる)

Ubuntu入りのmini9をいじりだしてしばらく経過。
普段使いではそれほど不便を感じないか、といえば少々もっさり感が気になる。

ここは思い切って9.04をインストールしてみる。

USBメモリからUbuntu HPに書いてある通りにインストール。
日本語パッケージもインストールする。
日本語パッケージをインストールする際に、一緒にUpdateされてしまうのですが、これが少々時間がかかります。
後はひたすら終わるのを待つだけ。

8.04LTSのDVDからのインストールよりUSBメモリからのインストールは遅いです(インストール内容が多いのかもしれません)。


起動は少しだけ早いような気がします。
もっさり感は、これまた少しよくなったような気がします。

結果的には、ちょいと早くなったり、きびきびしたり。
OSバージョンの違いよりも、単純にハードウエアに問題があるのでしょう。
これはしかたがない・・・

2009年7月31日金曜日

Dell Inspiron mini9 その6 (このくらい早ければいいのに)

7月22日にDellにmini9を修理に送り出した。
佐川急便がPCをピックアップ。

コールセンターの話だと10-14日間ぐらいは修理にかかるという話であったので、注文したときよりも気長に待つことにした。

ところが週明けの27日にはmini9が送り返されてきたのだからビックリ。
修理報告書によるとやはりSSDの故障が原因で、SSDを交換したとのこと。
一応Dellの診断プログラムでSSDのチェックを行うが、不良はなし(あたりまえか)。

数日ぶりのmini9と戯れていると、お約束のアップデートが催促された。
いつの間にか2回目のアップデートは450Mに増えていた。
小一時間アップデートをさせて再起動。
やっと今回の問題も終わったとしみじみとした。

Ubuntuのいろいろなことを学ぶいい機会となったかも?

2009年7月18日土曜日

Dell Inspiron mini9 その5(二度あることは)

不良セクタがあるにしても、まだ支障がなかったのでそのまま使っていました。
この間、作業ファイルは本体ではなくUSBメモリに保存することに。
んとか1週間は持ちこたえていたと思いますが、やはりもう一度システムが不安定になり、再インストールをしてしまいました。
Ubuntuの再インストールは15分程度なので、Winの再インストールに比べれば楽です(笑)。

再インストール数日でまたファイルシステムが逝き、いよいよDellのカスタマーサービスに連絡をすることにしました。

Dellのカスタマーサービスは繋がりにくいということだったので、覚悟を決めてフリーコールに電話をします。
カスタマーセンターに電話をするとエクスプレスコードの入力が求められます。
筐体の裏に書いているやつです。
シールに薄く印刷されているので、消えそうです(笑)。

しばらく待つこと20分。
ようやくコールセンターにつながります。
担当者は中国人と思われる女性です。
流暢な日本語で、こちらが圧倒される勢いです。

彼女に現在の症状を伝えると、SSDの不良セクタはどのように調べたかと尋ねられた。
badblocksコマンドで調べたというと、もう一度調べるので指示にしたがってほしいとのこと。
まずInspironを再起動し、Dellのマークが出たところで"0"を押す。
ブートの選択メニューになるが、一番下に"Diagnostics"というメニューがあり、それを選択するように言われた。
するとInspironの診断ソフトウエアが立ち上がる。
指示に従いCustum Testを選択、Hard driveを更に選択してEnterを押す。
するとDiskのスキャンが始まる。

彼女が、”この診断は1時間ほどかかります。終わりましたらまた連絡を下さい。”と告げ、
電話を切ろうとしたところ、Errorメッセージが出てきた。
Errorが出たと言ったところ、Error Codeがなにかをきかれ、それを告げるとSSDが破損しているので、引き取り修理サービスを行うと。

結局、Inspironは購入後、約6週間でSSDが逝ってしまい、修理となることとなった。
最初はいい買い物かと思ったものの、やはりダメな買い物だったかもしれない。

Dell Inspiron mini9 その4(SSDが・・・)

朝、ニュースとメールチェックのためInspironを起動。
なんだかまた起動に時間がかかる、嫌な予感。

何とか起動するが、恐る恐るsyslogを見るとまたファイルシステムが壊れている。
このInspironが逝かれると、今日のプレゼンが不味いことになる。
その前に復旧しなければと思い、とりあえず職場へ向かう。
事前に資料はUSBメモリと職場のWinマシンにあり、重くて大きいが普段使っているLaptopもある。

朝一番の仕事がInspironのお世話になるとは思いませんでしたが、またfsckを行う。
再起動すると、Ubuntuの起動までいける、syslogもファイルシステムのエラーはない。
これで何とか間に合うかと思ったのも束の間、ファイラーのnautilusが起動しない。
fsckでシステムファイルまで逝ってしまったようです(泣)。
ちなみにFirefoxまで逝ってしまいました。
synaptic managerで再インストールを試みるも、パッケージが破損してます、と。
ファイルシステムの不安定の原因はもしかしたらSSDが逝ったのかも、と思いSSDの不良セクタのチェックを行う(googleで検索し、sudo badblocks -vs -o bad.txt /dev/sda2)

参考URL:sickly life, http://d.hatena.ne.jp/itiri/20080408/1207657908


badblocksは終わるまで結構時間がかかるので、途中でbad.txtをviで覗いてみると、不良セクタが出る出る、やはりDellなんです)。
ファイルシステムの不安定はSSDの不良セクタが原因でありました。
フォーマットすると不良セクタが消えることもあるらしい、という記述があったので、Ubuntuの再インストール。
再インストールは15分ぐらいで終わり、再起動。
syslogエラーもなく、とりあえずは2時間ぐらいは持つだろうと思い、そのままプレゼンに向かいました。
最中に挙動不審になることもなく、無事にプレゼンは終了(会場に別のLaptopがあったので、予備に使うことにしたが)。

不良セクタは消えたかな、と思い再びBadblockでチェックすると、やはり不良セクタはありました(泣)。
でもまだ何とか使えるようでした。

Inspironを使って約1ヶ月。
軽いのでそこら中に持って歩き、そこら中でドキュメントを見たり、作ったりする機会が増え、ないと不便になっていた矢先のこと。

Dell Inspiron mini9 その3(突然の破壊)

Ubuntuのアップデートも終わり、しばらく順調でしたがある日突然困ったことはやってきます。

アプリの起動や挙動がおかしくなってきました。
こりゃ熱にやられたか、と一度シャットダウン。
少し冷ました上で再起動しました。

ところが起動にものすごい時間がかかる。
何かエラーでも起きたかと思い、syslogを見てみる。
そうするとSSDでのI/Oエラーを吐きまくって、さらにファイルシステムが壊れているからfsckをするようにと出ている。
ファイルシステムが逝かれたかと思い、もう一度再起動。
やはりエラーを吐いている。
レスキューするために、Ubuntu9.04をUSBメモリに書き込み、USBメモリから再起動。
SSDをumountし、fsckを行う(fsck -a /dev/sda2)。
すると-aオプションはダメよと、マニュアル操作するように怒られた。
しかたがなく、fsck -y /dev/sda2と打ち込む。
幸運なことに、これまでのUNIXシステムではfsckをする機会がなかったので初体験。

するとfsckによる修正が出る出る(Dellだけに(笑))。
fsckが終わり再起動すると、今度はsyslogのファイルシステムに関するエラーはなくなった。
恐る恐るlosts+foundを覗いてみると、ダメになったファイルがゴソッとありました(笑)。
Netbookということでデータは本体に保存しないようにしていたので、データ喪失という悲劇は回避されましたが、何だかおそろしい思いをしました。

しかしInspironの悲劇はこれだけでは終わりませんでした。

Dell Inspiron mini9 その2(順調に慣れる)

mini9をしばらく使っての感想。

  1. 意外に熱い
  2. タッチパッドの感度が良すぎ
  3. キーボードがやはり小さく、慣れが必要
1と3は予想はされたもの。

やはりPCは熱くなるもの、CPU使い込むと結構熱いです(腹の上に置くと気持ちいい温度)。

mini9のキーボードはいわゆる変態キーボードで、標準的な106キーボードとは異なる配列。
特徴的なのがファンクションキーがないこと。
Fnキーと中段のAから;までを組み合わせてFn1-Fn10まで代替する仕組み。
また日本語キーボードはキーピッチがやはり小さい。
なれれば何てことはないのですが。

もう一つの問題のタッチパッドは、Ubuntuから設定ができないようなので、触れないように正しいキーボード操作が肝要である。


Ubuntu8.04 Dellバージョンはアップデート大きなアップデートが必要で、それは難なく終わるので問題がない。
ただしアップデート後、キーボード配列がUS配列になるので、設定を日本語106に戻さねばならなかった。
無線LANについてはネット上で問題が指摘されているが、ウチの無線LANは暗号がまだWEPなので、アップデート後でも問題なく接続となった。

TeX, LyX, biblatex, 日本語文献

 備忘録として TeXで文書を書くことが時々ある。引用文献がある文書だと、Wordは昔から使いにくいことがある(MendeleyやEndnoteを使うという手もありますが)。 TeXでの文献管理はbibtexを使用するが、慣れれば便利なもの。  長文で、本文も参考文献も織り交ぜな...